モラハラ不倫夫と裁判離婚できるまで

夫のモラハラ、不倫、隠し子、そして調停、裁判のことなどをアップしていきます。同じ様に悩む女性が一人でも減りますように。読んでくれた人がほんの少しでも明るくなれますように!

婚姻費用について

こんにちは、ヒラリです。

前回チラッと書いた「婚姻費用」について私なりに分かりやすく書いてみます。

 

私は1度目の別居中に、この婚姻費用というものを知らなかった為、生活に困り別居を解消してしまいました。

今ではその事をとても後悔しています。

婚姻費用をきちんと請求していれば、たとえ専業主婦の方でも新しく生活をスタートすることができると思います。

 

 

 

まず、「婚姻費用」という言葉、聞きなれない方もいると思います。

では「養育費」はどうですか?

養育費はよく耳にしますよね。

離婚後、別居した親は子供が自立するまでの生活費.教育費を負担するもの。

 

私なりに分かりやすく書くと、

 

離婚したパパとママがいます。

子供はママと暮らします。

ただ離れて暮らすパパにも親としての責任はあります。

ママが1人で働き、子供を育てていくのは大変ですから、パパにも子供にかかる生活費を出してもらいます。

離婚しても二人の子供。

二人で育てましょうってことです。

 

ポイントは子供のための養育費ってこと。

子供がごはんを食べたり、学校に行ったり、習い事をしたり。

その子が離婚前と変わらない生活基準を保つため、そのためにかかるお金を離れて暮らすパパも負担してくださいねってことです。

ママの分は含まれません。

 

それに対して「婚姻費用」

これは、離婚前に別居している夫婦に適用されます。

別居とはいえ、まだ婚姻関係にあるうちは夫が妻と子供を扶養する義務があります。

離れて暮らす妻と子供が別居前と変わらない生活基準を保てるように生活費を負担するものが婚姻費用です。

 

これも私なりに分かりやすく書くと、

 

パパとママがケンカします。

ママは子供を連れて家を出ます。

そうなると、家賃や食費や光熱費などお金がかかります。 

その生活費をパパも出してね、ってことです。

離婚していないうちはパパがママと子供の生活を保証しなくてはいけません。

養育費との違いは、結婚しているうちはママの生活費も含まれるというところです。

 

私の場合、子供を連れて実家に帰りました。

ただ、実家といえども食費や光熱費を両親に負担してもらうのは忍びない。

そこで、働こうと思いましたが保育園が見つからない。

空きがあっても保育料が高い!

別居していても離婚しているわけではないので二人の収入の合算で保育料が決まります。

パート代がなくなるんじゃないかってくらい高い!

保育園に預けてバリバリ働きますってママはいいですが、とりあえず急いでパートを見つけて働く私にとっては、この保育料がネックでした。

せっかく働いてもお給料のほとんどが保育料でなくなってしまう。

手元に残るのは数万円。

これじゃ、働く意味かない。

そこで、私は母に娘を預けて平日の数時間だけパートに行きました。

お給料は月6万円~7万円。

時間的にこれが限界でした。

母も週に2、3回パートに行っていたので長い時間は預けられません。

働きたいけど働けない。

これじゃ、いつまでたっても自立できない。

 

こんな時こそ、婚姻費用の請求です!

 

私は婚姻費用というものを知らなかったので、

このままパートを続けても先が見えない。

両親に迷惑をかけてしまう。

という気持ちでいました。

そんなときに主人から

「女と別れる。もう怒鳴ったりしないから帰ってきて欲しい。」という話があり、つい戻ってしまいました。

結局、戻っても主人は変わらず不倫を続け、DVもひどくなりましたが……

 

もし別居を考えている方はまず、別居したらすぐに婚姻費用の請求をしてください。

金額については「算定表」があるのでこの表を参考に金額を出してみてください。

「婚姻費用 算定表」 で検索するとすぐに出てきます。

相手の年収と自分の年収でだいたいの金額が決まります。

私の場合は14万~16万だったので迷わず16万円を請求しました(笑)

 

婚姻費用は、請求した月からもらえます。

例えば1月から別居して2月に婚姻費用の請求をしても、1月分はもらえません。2月からしかもらえません。過去の分は請求してももらえないのです。

 

まずは別居した相手に婚姻費用の請求を。

もし応じてもらえなければ家庭裁判所に婚姻費用の請求の申し立てをします。

金額は算定表を参考に。

この算定表は実際に家庭裁判所でも基準として使われているものです。

ただ、必ずこの算定表の通りになるわけではなく、その時の生活の状況も考慮され、最終的にはお互い話し合いの元で決められます。

 

私は専業主婦でした。

バリバリ仕事をして自立しているママさん達とは違い、どうしても金銭面で不安があり

別居や離婚に踏み切れずにいました。

 

でも大丈夫!

 

日本の法律は専業主婦に優しい!

(あくまで個人的な見方です)

 

そして一生懸命 旦那さんやお子さんのために頑張ってきたママさんなら、必ず見方になってくれる人がいるはずです。

 

だからモラハラやDVを我慢する必要はありません。

1人でも多くの女性がDVから救われますように。